とどろん初書籍『未来を決めるのは私だから王子様も魔法もいらない』レビュー

花と本 雑記
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7/31発売『未来を決めるのは私だから王子様も魔法もいらない』

とどろんとは?

Twitterのフォロワー数12万人の有名バズラー

とどろんは、どこか優しさを感じるツイートや、時に現実的でキレのあるツイートで数々の人の共感を得ている、有名なバズラーです。

人の心に刺さる適切な言葉や文章だけで、多くの人から支持されています。

ですが、とどろんの活躍はTwitterだけではありません。

「顔を出さない」Youtuberとしても活躍している

とどろんは、Youtuberとして動画投稿も行なっています。

普通のYoutuberと違うのは、「顔を出さない」動画という点です。

とどろんの私生活やコスメ動画などが投稿されていますが、全て顔が写されていません。それにも関わらず、100万回再生を達成している動画もあり、とどろんの世界観と魅力に多くの人が惹かれていることがよくわかります。

動画を見ていただくとわかると思うのですが、顔を写さないという異質さがありながらも、新鮮で、どこか温かみのある動画になっています。

とどろん公式ツイッター

とどろん公式Youtube

『未来を決めるのは私だから王子様も魔法もいらない』レビュー

とどろん初書籍「未来を決めるのは私だから王子様も魔法もいらない」

優しさと儚さの中に「強い意志」を感じるタイトル

一番初めにインパクトを与えるのは、この本の「タイトル」。

未来を決めるのは私だから王子様も魔法もいらない

女性が抱きがちな、「白馬の王子様」や「魔法」の世界観を自分から手放し、自分自身の力で未来を決める、そんな意志の強さを感じるタイトルです。

たくさんの女の子たちが描くような夢物語を、とどろん自身がなぜ手放し、なぜ自分自身の力で未来を決めると思うようになったのか。

その根本にあるものは、「容姿」という永遠の課題に対する思いでした。

キーワードは「容姿」

「可愛い女の子になりたい」

誰もが初めはそう思って生まれてきます。美人や可愛い子、綺麗なお姉さん、幼い頃夢見たお姫様はみんな美人です。美人だからこそ、かぼちゃの馬車にも乗れた。美人だからこそ、舞踏会に招かれた。その事実に気がつかない間は、まだ幸せです。

ただ、それは大人になるにつれて、もしくは社会で揉まれるにつれて、うっすらと時には明確に感じていくもの

現代に蔓延する「美人」と「ブサイク」という明確な区切り、下手したら差別を受ける、そんな価値観の中で、

とどろんが得た経験、傷、その中から見出した「活路」や「生き方」をとどろん独自の視点で語られています。

共感しかない「容姿で悩む人あるある」

とどろんの魅力は、豊富な経験値だけではありません。

とどろんの最大の魅力は、「その思いや考えを言葉にして伝えることができる」ことです。

まるで、自分と同じ人物がそこにいるような安心感と、自分が体験したことそのものを誰かと共感して楽しんでいるような感覚に陥ります。

例えば

新しい服を着たりメイクを変えたりしたときに「えっなんかすごい似合ってる!私可愛い!?」って思ってたのに自撮りをするとそこにはいつも通りのブスが写ってて????? ってなるのなんなんですかね

自分のことを「ブス」と思っている人が経験する、気分と感情のジェットコースターを的確に表現してくれています。思わずわかる・・・と思ってしまいませんか?

他人に写メ撮ろうって言われると「この人は自分のデータに残ることの恐怖を一度も感じることなく生きてきたんだないいな」って妬ましい気持ちになるのやめたい

私自身も記憶に新しいのですが、全力でわかるっていいたいくらい、そういう経験したことあります。なんか怖いですよね。嫌ですよね。なんでカメラなんかあるんだよとか思っちゃう。

思わず、「それわかる」と思ってしまう、共感度の高い経験が盛り込まれています。

整形への思いと「世間とのズレ」

どう足掻いても「偽物」と言われる苦悩

美人に整形費用はいらない、そのお金でコスメや服に使えば、美に磨きがかかる。ダウンタイムで仕事を休まなければならなかったり、失敗のリスクに怯えたりする必要もない。

こちらが水面下でもがいている間にどんどん飛び立っていくのだから。

世間で「整形」というものに対して様々な価値観がありますよね。

整形した本人の心の問題を解決するためのものなのか、それとも本当に美意識だけのものなのか。色々な意見が交わされている中で、やはり多いのが「偽物の顔」というワード。

もし、身近な人にとどろんのような人がいたら、みなさんはどう声をかけるでしょうか。

そんな現実味のある話題であり、非常に考えさせられる内容です。

「理不尽な世間」にも切り込んでいく

「顔をネタにして笑いを取るブスは強い、素晴らしい」みたいな風潮なんなの? 女芸人が昔いじめられてたけどコンプレックスを武器にして大成功しました、とか美談のようにテレビでやってるの虫唾が走る。問題そこじゃねぇだろ、理不尽さを我慢して努力して幸せになったら加害者の罪が帳消しになんのかよ

とどろんが過去の経験を通して得た、正義感のある正論です。

「容姿」という一番見えやすい指標で勝手に計られ、無意味に傷つけられた人の立場で、世間に切り込んでいきます。

私はこの話題を扱ったページが1番のお気に入りです。

私たちの「目指すべき場所」とは?

書籍内の第3章「未来は自分で決める」では、たくさんの経験を通して、とどろんが導き出した答えを読者に提示してくれました。

とどろんらしい、優しく面白い、ときに痛快なキレのあるノリで、たくさんの考え方が綴られています。加えて、「心を楽に前向きにそれでも生きるために、一緒に頑張ろう」という優しさを感じる言葉や、今何かに苦しんでいる人に対してのアドバイスのような内容も含まれていました。

「未来を決めるのは私だから王子様も魔法もいらない」販売店

こんなに素敵な世界観なのに、どこか棘のあるシビアな内容だなと思いました。

ネット通販では、アマゾン、楽天市場、カドカワオンラインで購入できます。

電子書籍もカドカワの方から発売されているようです。

Amazon:未来を決めるのは私だから王子様も魔法もいらない-とどろん

カドカワオンライン 未来を決めるのは私だから王子様も魔法もいらない

その他、ヴィレッジヴァンガード渋谷本店(など)三省堂書店池袋本店紀伊国屋書店新宿本店

ジュンク堂書店池袋本店くまざわ書店ルミネ池袋店旭屋書店池袋店etc..

で取り扱いがあるようです。

詳しい内容は、とどろんの公式ツイッターから把握できます。

とどろん公式ツイッター

 

救われたい、報われたいそんな人に読んでほしい一冊

どうにもならない心の葛藤や、悲しみを、一つ一つ紐解くように、共感させてくれる、優しさに溢れた一冊です。ただ、少し内容が重ためなので、軽い気持ちで読むと挫折してしまうかもしれません。

容姿に悩むすべての人へお勧めしたい、リアルでシビアでそれでも心が楽になる、「未来を決めるのは私だから王子様も魔法もいらない」。

皆さんも手にとって見てください。

 

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